パーキンソン病患者の悩み事
ご覧いただきありがとうございます。若彦神経リハビリセンター長坂です‼
本日は、パーキンソン病の中でも『自律神経症状』についてのお話をさせて頂きたいと思います(^^♪
さっそくですが、パーキンソン病を患った方は様々な自律神経症状を訴える事があります。
そもそも、自律神経とは・・・専門的に言うと交感神経と副交感神経を指します。
わかりやすく言うと +に働く神経と -に働く神経です。車で例えるとアクセルとブレーキです。
両者がバランスよく働く事で身体の調和が保てますが、バランスが崩れると様々な身体の不調を感じます。
具体的には手足の冷え、むくみ、便秘、頻尿、動悸、めまい、過剰な発汗、気分の落ち込みなど。
パーキンソン病患者自身を悩ませている症状の中では自律神経症状の頻度が高かったという報告もあります。
Witjas T,Kaphan E,Azulay JP et al:Nonmotor fluctuation s in Parkinson’s disease.Neurology,59,408-413,2002)
では、その自律神経症状を改善する可能性があるもの、、、それは、、、
運動です!
具体的には少しきつめの有酸素運動を継続して行うことでパーキンソン病の気分の落ち込み、抑うつ症状に効果があったという報告があります。
特にパーキンソン病の方は様々な症状によって不活動になりやすいと言われております。
継続は力。無理なく楽しく続けられる運動を。できれば仲間と一緒に出来るといいですね。