脳梗塞のリハビリ　～寝ている時に足がツる～

ご覧いただきありがとうございます！若彦神経リハビリセンター洞澤です(^^)/

本日は、当センターをご利用いただいている多くの方からのご質問、
『夜、足がツっちゃうんだけど…』というお悩みに対して、お話させて頂きます♪

皆様も1度は寝ている時に足がツって起きてしまった事があると思います。
そもそも、なぜ足がつってしまうんでしょうか？

それは…筋肉の伸び縮みのバランス（釣り合い）が崩れてしまうからです。
本来、筋肉は「伸びよう」としたり「縮もう」としたりが
ちょうどいい、釣り合いのもと力が入っているのですが、
足がツってしまう方の多くは、力が入りすぎてしまっている事が多いです！

では、なぜ筋肉に力が入ってしまうかと言うと、大きく分けて…
①夜間の冷えや脱水　②過剰な筋肉への負担　③神経系の不調　です。

ちょっと長文ですがお付き合いください(^-^;

①ヒトは夜間コップ1杯分の汗をかくと言われていますが、この発汗により血液の循環が悪くなり、
　筋肉が硬くなる事で、筋肉は伸びずに縮むしか出来なくなってしまいます。

②また、普段ふくらはぎの筋肉は縮みすぎないように、アキレス腱が筋肉の長さを調節してくれていますが、
　疲れがたまってくると、乳酸と言う疲労物質が放出され、このアキレス腱の機能を邪魔してしまい、
　筋肉が硬くなったり、縮みすぎていしまいます。

③さらに、脳や脊髄といった神経に不調がある場合は、脳から筋肉への指令が強すぎてしまい、
　力が入りすぎてしまいます。

※また、仰向けなどで寝ている際は足首が伸びて、ふくらはぎの筋肉が縮みやすい姿勢ですので、
　普段からハイヒールを履いている方やバレエ選手などふくらはぎに力が入りやすい方は
　夜間に足がつりやすい傾向にあります。

では、どうすればいいのでしょうか？

一般的には！
漢方：芍薬甘草湯（コムレケア）や薬：ミオナール、ストレッチ、水分補給などが挙げられ、
食事もミネラルを多く摂取できるよう、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムを
積極的に摂取する事が勧められています♪

しかし、全て意識して生活するには大変だと思いますので、
まずは！アキレス腱のストレッチを行ってみてください(^^♪

しっかりとストレッチだけでなくても構いませんので、
座っている時に、踵で地面を感じてみたり、爪先を挙げてみたり…
少しでも、ふくらはぎに力が入っていない時間や伸びを感じる時間を作ってみてくださいね♪

以上、簡単ではありますが、僕からの提案でした(^^♪