ご家族の方へ ~1人で抱え込まないでください~
1.ご家族の後遺症と向き合うために
2.ストレスを抱えないように理学療法士・作業療法士を頼ってください
3.本人の、そしてご家族の、やりたいことを諦めないでください
4.具体例:リハビリに対するモチベーションのお話
5.病院や介護施設などのリハビリと、当施設の違い
6.最後に
病気で障害を抱えることはご本人様同様、ご家族の方の思いは非常に大変なものかと思います
平均寿命の長期化、医療技術の進歩・早期発見などの背景から、一昔前であれば助からなかった命も今は救われるようになっています。
その反面、ご家族の方が抱える後遺症と、一緒に向き合いながら生活している方々も増えています。
このページでは、リハビリをするのに当たり、ご家族に知っておいて頂きたい情報を掲載しています。
1.ご家族の後遺症と向き合うため
病院の退院後も、改善が足りず、介護生活を余儀なくされるケースは少なくありません。
後遺症や麻痺、痛みの症状を和らげるためには、退院後も継続してリハビリを続けることが大切です。
でも、頑張ることだけではなく、頑張らないことも同じくらい大切です。
2.ストレスを抱えないように理学療法士・作業療法士を頼って下さい
病院で退院が決まった時、医師の先生から「再発に注意してください」「体を動かすようにしてください」などと指導されるかと思います。病院のリハビリでは、ご家族の方が介助方法の指導を受けられたかもしれません。
しかし、運動・トレーニングや、介助方法は身体の状態などによって変わっていきます。実際に家に帰ってくると思うように動けず、病院での生活とは勝手が異なり、戸惑いを多く感じられた方も多いのではないでしょうか?
また、病院で行っていたリハビリを介護サービスで継続していくことは難しく、出口の見えない生活にストレスを感じることもあるでしょう。
ご本人様やご家族の方だけで抱え込み悩んでいてもストレスがたまるばかりです。
「本人のメンタルケアをしてほしい」
「後遺症を抱えた家族との付き合い方を教えてほしい」など
単純に身体機能云々だけの話では無いことも重々承知しています
ぜひ私たちリハビリの国家資格を持った専門家にご相談ください。
3.本人の、そしてご家族の、やりたいことを諦めないでください
若彦神経リハビリセンターではご利用者様の想いを叶えるサポートに努めています。
「仕事に復帰したい」「家事をしたい」など目標に応じたリハビリプランを作成し、マンツーマンでリハビリを実施していきます。
ご家族の方は「思う通りにさせてあげたい」と思う反面、「無理してケガをしないでほしい」「悪化させないでほしい」とご心配される方もいらっしゃいます。
また「リハビリしてほしいけれど、本人が拒否していて…」という場合も然りです。
若彦神経リハビリセンターでは、ご家族の方の意向も確認しながら支援していく体制を目指しています。
4.具体例:リハビリに対するモチベーションのお話
例えば、ご家族の想いとはすれ違い、本人様がリハビリへ無気力な時、カウンセリングを通じて心身の状態とご本人のお気持ちを伺ったうえで、若彦神経リハビリセンターでは下記の3つのポイントを大切にしています。
Point1 短期間での目標達成
今までできていたことができなくなる失望感、焦り、イライラを解消するためには、短期間で改善を実感することが重要です。短期的なリハビリ目標を一緒に設定して、達成することがモチベーションUPのために重要となってきます。
そのため若彦神経リハビリセンターでは、適切な短期目標の設定、その達成に向けた「リハビリプラン」の作成を専門スタッフがサポートしていきます。
Point2 改善を実感する
大きな変化でもなく、少しずつ改善していることを実感することが大切です。一歩でも前進していることで希望が生まれ、気持ちが前向きになりますので、そのモチベーションを私たちは大切にします。
若彦神経リハビリセンターでは、毎回リハビリの前後で変化を細かく分析しますので、ご自身の変化を体感しやすくしています。
Point3 自分のペースでリハビリができる
目標達成がモチベーションとなり、さらなる改善を目指して気持ちが高まります。
しかし、日々のリハビリが面倒になることや、リハビリに行くことが億劫になることもあるでしょう。そのような時、ご本人様の一番近くで支えられるのがご家族です。
背中を後押しする、モチベーションの高い日にリハビリ日程を変更するなど、ご利用者様の相談に乗っていただければと思います。
若彦神経リハビリセンターでは予約制なので、心身の状態によって、時間や日付をずらすことができます。ご本人様のモチベーションを一緒にサポートしていきたいと私たちは考えています。
5.病院や介護施設などのリハビリと、当施設の違い
病院でのリハビリは、 急性期リハビリ から開始されます。入院期間は90日か~180日と制限があるため、退院後のリハビリをどのように行っていくかで、後遺症の残り方が変わってきます。
リハビリの内容の違い
現在では入院して手術を行い、意識を取り戻した後にすぐにリハビリを開始するケースが多くなってきています。
病院でのリハビリは、急性期・回復期リハビリ の2種類のリハビリが実施されます。一般的な傾向として、病院でのリハビリの主な目的は、廃用症候群という寝たきり状態が続くことによる運動機能悪化を防ぎ、 麻痺していない体を使って日常生活を送れるようにするための歩行訓練や日常動作訓練を行います。
現在の医療保険の制度により、十分な期間を確保できないまま退院をしなければいけない方も多くいらっしゃいます。
退院後は『維持期のリハビリ』 と言われる、リハビリ専門病院や老人施設・介護施設でのリハビリの継続を薦められることが一般的ですが、本格的なリハビリはあまり受けられない傾向にあります。
維持期のリハビリは、自宅でのリハビリも含めて、その目的はあくまで現状の維持であり、より改善に向けたリハビリが行えないことが多いです。
当センターでは現状維持にとどまらず、より改善に向けたリハビリサービスを提供します。
人数体制の違い
現在の日本の介護施設は、集団で行うリハビリトレーニングやレクリエーションにとどまる傾向があります。
集団で行うリハビリの場合、1対多人数の対応になってしまいます。
一般的なリハビリ施設と当センターのリハビリの比較
『若彦神経リハビリセンターのリハビリ』↓↓
6.最後に。
当センターでは、ご利用者さまの身体や心の状態を把握した上で、一人ひとりに合ったリハビリを提供します。そのため、ご家庭での様子などでお気づきのことがあった際は、ぜひ私たちにお伝えしていただきたいです。
当センターではご家族の方々のお悩みもお伺いしたいと思っております。みなさまに寄り添ってリハビリに取り組みますので、ぜひご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。